もっとうまくなりたいのに、練習の時間は決まっている。だから伸びるスピードも決まっている。
そう思っていませんか。実はそこに大きな勘違いがあります。
一番練習している選手でも、週の練習時間はだいたい11時間です。1週間は168時間なので、残りの157時間は練習以外の時間ということになります。この記事ではその膨大な時間をどう使うかをお伝えします。
2026/7/22
もっとうまくなりたいのに、練習の時間は決まっている。だから伸びるスピードも決まっている。
そう思っていませんか。実はそこに大きな勘違いがあります。
一番練習している選手でも、週の練習時間はだいたい11時間です。1週間は168時間なので、残りの157時間は練習以外の時間ということになります。この記事ではその膨大な時間をどう使うかをお伝えします。
練習中の1〜2時間はみんな同じことをやっています。だからそこだけで差をつけるのは難しい。
本当に差がつくのは残りの22〜23時間の過ごし方です。
睡眠、食事、動画での勉強、ラグビーノート。どれも地味ですが毎日積み重なると大きな差になります。
たとえば練習の直前に今日意識することを5分だけ復習する。寝る前にスマホを置いて睡眠の質を上げる。こういう小さな習慣が数か月後の自分を作ります。
練習時間はみんな同じです。だからこそ練習以外の時間が勝負になります!
とはいえ続けるのは難しいです。やろうと思っても忘れてしまう。
そこでおすすめなのが道具を先に置いておく方法です。やりたいことの道具を毎日必ず通る場所の見えるところに置きます。
玄関にボールと着替えを置いておけば、帰ってきてすぐ自主トレに入れます。お風呂場の床にボールを置いておけば、入る前にパスができます。枕の上にノートを置いておけば、寝る前に必ず目に入ります。
大事なのは「見た瞬間に思い出す」仕掛けを作ることです。やる気に頼らず環境に思い出させる。これなら続きます。
私が高校時代に半年過ごしたニュージーランドでは、高校生が休み時間に制服のままタッチフットを始めていました。
そのうちヒートアップして、本気のコンタクトになる。タックルもジャッカルもオフロードも出てくる。彼らにとってラグビーは完全に遊びでした。
好きなゲームや動画を見ているとき、時間はあっという間に過ぎますよね。あの感覚で毎日ボールを触っている選手は間違いなく伸びます。
「やらなきゃ」でやる選手と「楽しい」でやる選手では、伸び方がまったく違います。
どうすれば楽しく練習できるかを工夫すること。それ自体が上達の一部です。
まずは今日、ボールかノートを1つ、明日必ず目に入る場所に置いてみてください。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
プロフィールを見る →