「相手を抜く」というと足の速さをイメージしがちです。しかしステップで抜けるかどうかを決めているのは実は「止まる力」です。この記事ではキレのあるステップを作るための踏み方を、3つのポイントに分けて解説します。
ステップがまだうまく踏めない。練習しているのになかなかうまくいかない。そんな選手はぜひ参考にしてください。1つずつ身につけていくことで確実にステップは磨かれていきます。
2026/7/13
「相手を抜く」というと足の速さをイメージしがちです。しかしステップで抜けるかどうかを決めているのは実は「止まる力」です。この記事ではキレのあるステップを作るための踏み方を、3つのポイントに分けて解説します。
ステップがまだうまく踏めない。練習しているのになかなかうまくいかない。そんな選手はぜひ参考にしてください。1つずつ身につけていくことで確実にステップは磨かれていきます。
ステップを踏んだあと狙った方向へ素早く体を切り返せるかどうか。ここでポイントになるのが走っているスピードのコントロールです。そしてステップを踏んだ一歩でしっかりブレーキをかけることです。
走るスピードが速ければ速いほど体が前に進んでいく力は強くなります。するとステップを踏んだあとに切り返せる角度は浅くなってしまいます。角度が浅いとディフェンスの手が届く範囲にしかステップが踏めません。結局捕まってしまうのです。
速く走るほど切り返す角度は浅くなります。踏む前にスピードを落としてみてください!
相手に捕まらない鋭い角度で切り返すには、ステップを踏む前にスピードをコントロールします。そして踏んだ一歩で強いブレーキをかけます。
ステップは足の速さではなくいったんしっかり止まれるかで決まります。
ここからはその「強いブレーキをかける踏み方」を3つのポイントに分けて解説します。
目安は踏み込んだときに上半身よりも前に足がつくイメージです。
上半身よりも足を前に出すことで強いブレーキがかかり、より深い角度にも切り返せます。
逆に踏み込む幅が狭かったり上半身が足より前に出てしまったりすると、ブレーキをかける力は弱くなります。切り返す角度も浅くなってしまいます。
走っている状態から一歩でブレーキをかけると、体には強い衝撃がかかります。かかとから入って足の裏全体で着地すればその衝撃にも耐えられる強い姿勢を作れます。
このときつま先を踏み込んだ方向に向けておくことも大切です。
つま先から着地したりつま先が正面や内側を向いた状態でブレーキをかけたりする。すると、その衝撃が膝や足首にかかりケガの原因になります。
体を守るためにも意識しておきたいポイントです。
ステップを踏んだとき、踏み込んだ足と反対の後ろ足を後ろに残しておきます。こうすることで体重が前に乗りすぎるのを防ぎしっかりバランスを取ることができます。バランスが取れていれば狙った方向へ素早く切り返せます。だからキレのあるステップになります。
大きく踏み込むことを意識しすぎると、後ろ足が地面から大きく離れてしまいます。すると体重が前足に乗りすぎてバランスが崩れます。結果として角度が浅くなったり切り返しに時間がかかったりします。そのため相手に捕まりやすくなってしまいます。
大きく踏み込みながらも後ろ足をしっかり残す。このバランス感覚を練習の中で少しずつ身につけていきましょう。
ステップに苦手意識を持つ選手は多いですが、それは踏み方をまだ知らないだけです。やり方が分かって練習を重ねれば誰でも踏めるようになります。ステップで相手を抜けるようになるとプレーの幅が大きく広がり、ラグビーがさらに楽しくなります。
まずは鏡の前でもグラウンドでもかまいません。「上半身より前に足をつく」大きな踏み込みから試してみてください。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
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