パスもキックもステップも練習している。なのにうまくなっている実感がない。
そんな時期は誰にでもあります。でも練習が足りないせいだと決めつける前に、確認してほしいことがあります。
それは「スキルを受け止める器ができているか」です。実はどれだけ練習しても器が小さいままだと身につきません。この記事では伸び悩みの正体をバケツと水のたとえで説明します。
2026/7/22
パスもキックもステップも練習している。なのにうまくなっている実感がない。
そんな時期は誰にでもあります。でも練習が足りないせいだと決めつける前に、確認してほしいことがあります。
それは「スキルを受け止める器ができているか」です。実はどれだけ練習しても器が小さいままだと身につきません。この記事では伸び悩みの正体をバケツと水のたとえで説明します。
ラグビーのスキルをバケツに注ぐ水だと思ってください。
パス、キック、ステップ。練習すればするほど水はどんどん増えていきます。
でもバケツ自体が小さければ、注いだ水はあふれて外に流れ出てしまいます。
このバケツにあたるのがフィジカルと人間力です。体の強さや動かし方そして人としての姿勢。この土台が小さいままだと、どれだけスキルを練習しても身につきません。
試合でうまくいかないとき、多くの選手は水を足そうとします。もっとパス練習をしよう、もっとキックを蹴ろう、と。でも本当に必要なのはバケツを大きくすることかもしれません。
伸び悩んだときこそ水を足すのではなくバケツを見直してみてください!
もう一つよくある状態があります。バケツに穴が開いているケースです。
ポジショニングランキャッチ。こうした基礎スキルが抜けていると、どれだけ水を注いでも、そこから漏れていきます。
派手なスキルばかり練習して、基礎の穴を放置してしまう。試合になるとその穴からすべてが崩れます。
だから順番があります。まず穴を塞ぐ。地味な基礎を先に埋める。そのあとで新しいスキルを注いでいく。
遠回りに見えますがこれが一番早い道です。
ラグビーは体をぶつけ合うスポーツです。
どれだけ判断が良くても、どれだけパスがうまくても、当たり負けしてしまえばプレーは続きません。
身体操作や体づくりはすべてのスキルの土台です。地味ですし、しんどいです。でもここは絶対に避けて通れません。
楽しいことだけを選んでいると、あるレベルから先には進めなくなります。
逆に言えばしんどい部分に取り組める選手はそこで一気に差をつけられます。
伸び悩んでいると感じたら、新しい練習を足す前に、自分のバケツと穴を確認してみてください。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
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