プロの試合を見ていると、自陣でもどんどんパスがつながれています。
ロングパスはポジションに関係なく、誰もが持っておきたい武器です。
自分も投げたいけれど力が足りない。広がったスペースが見えているのに、そこまで届かない。もどかしい場面です。
でもロングパスを決めているのは腕の力ではありません。体の使い方です。だから筋力がまだ十分でなくても飛ばせるようになります。
自分は4・5年生に、ロングパスは使う時と使わない時を考えようと話しています。
この記事を読んでわかること- 筋力に頼らずロングパスを飛ばす体の使い方
- 5メートルの距離から始められる3つの練習
- どの順番で練習すればいいか
使うのは5メートルほどの短い距離から。特別な道具も広い場所もいりません。
飛距離が伸びると、味方を一気に前に出せる場面が増えます。届かなくてあきらめていたスペースにも、ボールを届けられるようになります。
1つ目:片手でスクリューを投げる
1つ目は片手でスクリューパスを投げる練習です。目的は手首のスナップをしっかり効かせて投げること。スナップが使えるようになるとパスが大きく伸びていきます。
やり方は2人一組で向かい合って立ち、最初は5メートルくらいの距離から始めます。ボールを横向きにして手のひらの上に乗せ、ボウリングをするようなイメージで投げます。
手首のスナップは投げる瞬間に手首と指をグッと曲げてボールを手から弾くイメージです。
最初は距離やコントロールを気にしなくて大丈夫。スナップを使って投げることだけに集中しましょう。
2つ目:手元で回転をかける
次は自分の手元だけでスクリューパスの回転をかける練習です。目的はボールの回転数を上げること。回転数が多くなると風の抵抗が少なくなり、ボールをさらに遠くへ飛ばせます。
やり方はボールの先を上にして持ち、手元でスクリュー回転をかけます。回転数を上げるコツは両手の使い方です。
りょうたコーチ回転数が上がるほどボールは遠くまで飛びます。両手の使い方をゆっくり確認してみてください!
ボールの下側にくる手で手首のスナップを効かせ、上側にくる手は手首と親指を自分と反対側へ押し込みます。この2つの動きが合わさると強い回転が生まれます。
3つ目:横向きに並んでパス
最後は2人一組で横向きに並んでパスをする練習です。目的は上半身全体を使ってボールに無駄なく力を伝えること。
やり方は横並びになりボールを腰に構えた状態から相手に向かって投げます。距離は5メートルくらいから始めましょう。投げるときは上半身をぐいっと回転させることを意識します。
上半身が回転できているかどうかは、投げ終わったときの両腕の長さが目安です。
やりがちな失敗上半身をうまく使えていないと「手投げ」になります。すると投げ終わったあとに腕の長さがそろいません。
体のパワーを無駄なく伝えられるようになると、筋力がまだあまりない小中学生でもしっかりロングパスが投げられます。
大切なのは腕の力ではなく体の使い方です。
まとめ
小学生のうちはグラウンド自体が狭いためロングパスを使う場面はそれほど多くないかもしれません。しかし中学生以降になるとグラウンドの幅が一気に広がります。ロングパスを投げられる選手はかなりの武器になります。だからこそ今のうちから練習を積み重ねておくことが大切です。
3つの練習はいずれも5メートルほどの短い距離から始められます。特別な道具も広い場所も必要ありません。
それぞれの練習には目的があります。「手首のスナップ」「回転数」「上半身の使い方」の1つずつにじっくり集中して取り組んでみてください。
1つが体に馴染んだら次の練習へ進む。この順番で積み重ねていけばパスの飛距離は着実に伸びていきます。
この記事のまとめ- ロングパスは筋力ではなく体の使い方で決まる
- 片手でスクリューを投げ、手首のスナップを身につける
- 手元で回転をかけ、ボールの回転数を上げる
- 横向きに並んで投げ、上半身の回転で力を伝える
- まずは5メートルの距離で、片手スクリューから練習を始める