メンバー発表で自分の名前が呼ばれなかった。自分より下手だと思っていた選手が試合に出ている。「コーチは自分を見ていない」「あいつがいるから出られない」。そんなふうに思ったことはありませんか。
その気持ちは自然なものです。でもそこで止まると次の試合でも同じことが起きます。状況を変えたいなら最初にやることは矢印を自分に向けること。そしてコーチに直接理由を聞きに行くことです。
自分もメンバーを決める側にいますが、自分から学びに来る選手を見ないでいる方が難しいです。
この記事を読んでわかること- 出られない悔しさを明日やることに変える手順
- コーチへの理由の聞き方
- 文句を言っても状況が変わらない理由
この記事を読むと、出られない悔しさを明日やることに変える手順が分かります。矢印の向きが変わった選手は、メンバー発表を待つ側から自分でチャンスを取りに行く側に変わります。
文句を言っても状況は変わらない
試合に出られない理由を他人や環境のせいにしてしまう。これはとても起こりやすいことです。
でもコーチも仲間も自分の力では変えられません。変えられるのは自分の言動だけです。
これを私は「矢印を自分に向ける」と呼んでいます。矢印を外に向けている間は何も動きません。自分に向けた瞬間から状況は動き始めます。
自分が変われば周りの反応も変わります。周りの反応が変われば結果として置かれている状況も変わっていきます。順番はいつもこれです。
文句を言いながらそのチームに残り続けるのが一番もったいないです。まずは今いる場所でやれることをやり尽くしてみてください。
やりがちな失敗不満を仲間に話して終わってしまう。気持ちは少し楽になりますが、次の試合のメンバー表は何も変わりません。
コーチに直接理由を聞きに行く
では具体的に何をするか。一番効くのはコーチに直接聞きに行くことです。
「どうすればメンバーに入れますか」「今のチームにはどんな選手が求められていますか」。この2つを聞いてみてください。
なぜ自分で考えるだけではだめなのか。理由は簡単です。メンバーを決めているのはコーチだからです。出られない理由は必ずありますが、実力不足とは限りません。人数の多いチームなら単にコーチの目に止まっていないだけということもあります。
ラグビーはチームスポーツです。自分のやりたいプレーではなくチームに求められているプレーをしないと試合には出られません。
ここを自分で推測すると努力の方向がずれます。自分が足りないと思って練習したことがチームの求めるものでなければ、できるようになっても出番は増えません。
そして大事なのは聞いて終わりにしないことです。言われたことをすぐやる選手をコーチは必ず見ています。言葉ではなく態度で示すほうが何倍も伝わります。
りょうたコーチ聞きに来てくれる選手はコーチにとって嬉しい存在です。緊張してもいいので一度行ってみてください!
聞きに行くのは勇気がいります。でもその一歩が他の選手との差になります。
「自分に何ができるか」で考える
判定に納得できないとき。思うようにプレーできないとき。そういう場面でも同じです。
「なんでこうなるんだ」ではなく「今の自分に何ができるか」。この問いに切り替えるだけで次の行動が見えてきます。
レフリーの判定は変えられません。相手の強さも変えられません。でも判定に影響されない体勢を作ることはできます。相手に勝つための準備を増やすこともできます。
変えられないものを嘆く時間を変えられるものに使う。これができる選手が伸びていきます。
まとめ
この記事のまとめ- 他人や環境は変えられない。変えられるのは自分の言動だけ
- 自分が変われば周りの反応が変わる。結果として状況も変わっていく
- メンバーに入れないならコーチに直接理由を聞きに行く
- 自分のやりたいプレーではなくチームが求めるプレーを知る
- 聞いたアドバイスは次の練習ですぐ実行する。態度で示す
- 「なんで」ではなく「今の自分に何ができるか」で考える
矢印を自分に向けられた選手は、同じ悔しさでも一日の過ごし方がまるで違ってきます。落ち込んで終わる夜が、明日やることを決める夜に変わります。
まずは次の練習の前にコーチに一言聞いてみてください。「今のチームで自分に必要なことは何ですか」。この一言から状況は動き始めます。