ベンチを温める時間が続く。頑張って練習しているのになかなか試合に出してもらえない。そんなわが子を見るのは親としてつらいものです。
「なんでうちの子が出られないの」とコーチに言いたくなる気持ち、よく分かります。
でもここでの親の関わり方がお子さんの伸び方を大きく左右します。この記事では出られない時間をお子さんの成長に変える関わり方をお伝えします。
2026/7/13
ベンチを温める時間が続く。頑張って練習しているのになかなか試合に出してもらえない。そんなわが子を見るのは親としてつらいものです。
「なんでうちの子が出られないの」とコーチに言いたくなる気持ち、よく分かります。
でもここでの親の関わり方がお子さんの伸び方を大きく左右します。この記事では出られない時間をお子さんの成長に変える関わり方をお伝えします。
まずいちばんやってはいけないこと。コーチに「なぜうちの子を試合に出さないんですか」と詰め寄ることです。
選手の起用はコーチの専門領域です。チーム全体のバランス、相手との相性、その日のコンディション。いろんな要素を考えてコーチが決めています。
ここに親が口を出すとコーチとの信頼関係が崩れてしまいます。結果的にお子さんが居づらくなってしまうのです。
起用はコーチに任せて大丈夫です。お子さんの気持ちを受け止めるほうがずっと力になります。
そしてこれは伝え方の問題だけじゃありません。「出してもらえないのはコーチのせい」。そんな空気を親が作るとどうなるか。お子さんも「自分は悪くない、コーチが悪い」と考えるようになります。
これがいちばんもったいない。なぜなら人のせいにしている間はその子は伸びないからです。
出られないときこそお子さんが大きく成長できるチャンスでもあります。
カギは「矢印を自分に向ける」こと。他人や環境のせいにするのではなく「今の自分に何ができるか」を考える。この姿勢が育つと子どもはどんな場面でも自分で前に進めるようになります。
親ができるのはその手助けです。まず気持ちを受け止める。そのうえでこう問いかけてみてください。
「悔しいよね」
「試合に出るために、今の自分には何ができそう?」
「コーチはどんなプレーを見たいんだと思う?」
責めるのではなく一緒に考える。答えはお子さん自身に出させてあげましょう。文句を言う代わりに行動で示す。その経験はラグビーだけでなくこれからの人生でずっと役に立ちます。
出られない時間はつらい。でもその時間をどう過ごすかで子どもは大きく変わります。
親が「コーチのせい」にするか「自分に何ができるか」を一緒に考えるか。その違いがお子さんの未来を分けていきます。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
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