試合が終わった直後。勝って嬉しい、負けて悔しい、ミスして落ち込む。子どもの心はいろんな感情でいっぱいになっています。
このデリケートな時間にかける言葉は子どもの心に深く、そして長く残ります。だからこそ何と言えばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では試合直後にかける最初の一言と帰りの車での過ごし方をお伝えします。
2026/7/13
試合が終わった直後。勝って嬉しい、負けて悔しい、ミスして落ち込む。子どもの心はいろんな感情でいっぱいになっています。
このデリケートな時間にかける言葉は子どもの心に深く、そして長く残ります。だからこそ何と言えばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では試合直後にかける最初の一言と帰りの車での過ごし方をお伝えします。
このタイミングでいちばんやってしまいがちなのが反省会です。「こうすれば良かったのに」という技術的なアドバイス。「なんであんなミスしたの?」というダメ出し。こうした言葉をつい言ってしまいます。
でも試合直後の子どもにいちばん必要なのはそれじゃありません。
まず気持ちに寄り添って受け止めてあげることです。
おすすめは目を見て「お疲れ様」の一言から始めること。勝ったときは「勝ってえらい」で終わらせず結果だけでなく過程をほめてあげます。負けたときは気持ちごと受け止めてあげます。
「お疲れ様。今日も一生懸命だったね」
「終盤のあのタックルすごかったね。最近ずっと練習してたもんね」
「悔しいよね。でもその気持ちがあるから上手くなれるんだよ」
技術の話は子どもが落ち着いて自分から聞きたくなってからで十分です。
親子の気まずい時間ナンバーワン。それが試合帰りの車の中です。密室で親からのダメ出しや質問攻めにあう。うんざりしている子は本当に多いんです。
実はこれ、私自身がそうでした。試合の帰りに言われたことは「辛かった」という記憶以外ほとんど残っていません。せっかくのアドバイスもあの空間ではただのプレッシャーになってしまうんです。
帰りの車では何も言わなくて大丈夫です。好きな音楽をかけてクールダウンの時間にしてみてください。
だから帰りの車はぐっとこらえて「クールダウンの時間」にしてあげてください。試合とは関係ない話をする。好きな音楽をかけるのもいいですね。子どもが話したそうなら聞く。話したくなさそうならそっとしておく。それで十分です。
「振り返り」は大事ですがそれは時間と場所を選びます。少なくとも試合直後の車の中ではありません。
次の試合のあと最初の一言を「お疲れ様」にしてみてください。それだけで子どもは「結果に関わらず見てくれている」と感じます。その安心感が次の試合に向かう力になります。
子どもが本当に求めているのは的確なアドバイスではありません。どんな結果でも味方でいてくれる存在です。その役割はコーチには果たせません。
お父さんお母さんにしかできないいちばん大切なサポートです。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
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