練習や試合の応援に行くと、周りの子の活躍が自然と目に入ってきます。
「あの子はもうあんなに上手なのに、うちの子は…」
「同じ学年なのにどうしてこんなに差があるんだろう…」
そう感じて焦ったり不安になったり。わが子を想うからこそつい比べてしまう。これは保護者として自然な感情だと思います。
この記事では比べる気持ちとの付き合い方と比べる相手の変え方をお伝えします。
2026/7/13
練習や試合の応援に行くと、周りの子の活躍が自然と目に入ってきます。
「あの子はもうあんなに上手なのに、うちの子は…」
「同じ学年なのにどうしてこんなに差があるんだろう…」
そう感じて焦ったり不安になったり。わが子を想うからこそつい比べてしまう。これは保護者として自然な感情だと思います。
この記事では比べる気持ちとの付き合い方と比べる相手の変え方をお伝えします。
ただこの「他人との比較」は避けたい罠のひとつでもあります。
理由はふたつあります。ひとつは比べることで保護者自身の心が苦しくなること。もうひとつはその焦りが子どもへの不必要なプレッシャーになって伝わってしまうことです。
そもそも子どもの成長ペースは一人ひとりまったく違います。今の時点で他人と比べても意味がありません。
それどころか子どもの自信を下げ、保護者自身も応援を楽しめなくなってしまう。比較はいいことが何もないんです。
比べていちばん苦しくなるのは親のほうです。どうかご自身を責めないでください。
とはいえ「比べないようにしよう」と思っても感情はそう簡単には消せません。だから消そうとするのではなく比べる相手を変えるのがコツです。
他人と比べる「横の比較」をやめて過去のわが子と比べる「縦の比較」に切り替えてみてください。
「先月はキャッチするのが怖そうだったけど、今日は自分からボールに向かっていってたね」
「半年前の試合のビデオと見比べてみようか。タックルの入り方すごく力強くなってるよ」
昨日より、先月より、ほんの少しでも成長した部分を見つけて一緒に喜ぶ。これなら子どもの自信にもつながります。
それから成長のタイミングは人それぞれです。そのことも頭の片隅に置いておいてください。周りの子が急に上手くなったように見えてもそれはその子のタイミングが早く来ているだけかもしれません。
「うちの子の番はこれからだ」。そう長い目でドンと構えていることが大切です。
そしてスキルや結果だけがその子の価値ではありません。「いつも一番大きな声を出している」「仲間がミスしたら真っ先に駆け寄る」。そういうわが子だけの良いところにまっすぐ目を向けてみてください。
もし家に半年前や一年前の試合や練習の動画があれば、ぜひ一度見返してみてください。
きっと驚くはずです。気づかないうちに走り方もボールの持ち方もずいぶん変わっている。
比べる相手は他の誰でもなく過去のわが子だけでいい。
その視点に切り替えたとき親の心にゆとりが生まれます。そしてその親のゆとりこそが子どもにとって最高の環境になります。安心して自分らしくいられる場所になるんです。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
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