「最近うちの子、練習に行きたがらない」
「前はあんなに楽しそうだったのに、なんだかやる気がなさそう」
そんな姿を見ると親としては心配になりますよね。つい「もっとやる気を出しなさい」と言いたくなります。
でもその前に確認してほしいことがあります。やる気を疑うより先に見てほしいのは体の状態です。眠れているか、疲れが溜まっていないか、ごはんを食べられているか。
コーチである自分でも疲れている選手に声をかけて「今じゃなかったな」と失敗することがあります。
この記事を読んでわかること- やる気が見えないときに最初に見る場所
- 元気そうなときの関わり方の変え方
- 努力の過程を認める言い方
この記事ではやる気が見えないときにまず見る場所と、元気そうなときの関わり方の変え方をお伝えします。休ませる判断ができるようになると、お子さんを責めずにすみます。「やりたい」が戻ってくるのを落ち着いて待てるようになります。
やる気の前に心と体の状態を見る
やる気が見えないときまず確認すべきはお子さんの心と体の健康状態です。
睡眠は十分に取れているでしょうか。練習のやりすぎで疲労が溜まっていないか。食事はしっかり食べられていますか。学校や友達関係で何か悩んでいる様子はないか。こうした点をひとつずつ見てあげてください。
「やる気がない」ように見えても裏には別の理由が隠れていることがあります。「ただ疲れている」「何か別のことで悩んでいる」。そんなケースは本当によくあるのです。
りょうたコーチやる気を疑う前にまず眠れているか食べられているか見てあげてください。
もし単に疲労が原因なら無理にやる気を出させようとするのは逆効果です。このときは勇気を持って休ませることがいちばん効果的な対策になります。
体が回復すれば自然とまた「やりたい」が戻ってきます。やる気は心と体が元気であることが大前提なんです。サボっているように見えてもまずはそこを疑ってあげてください。
元気なら関わり方を少し見直す
心身に大きな問題がなさそうなら日々の関わり方を見直すことで主体的な気持ちは育てられます。
ひとつは「楽しさ」を思い出させること。「上手くならなきゃ」「勝たなきゃ」というプレッシャーは子どもからスポーツ本来の楽しさを奪います。プロの試合を一緒に見て「すごいね!」と純粋に楽しむ。それだけで気持ちがほぐれることがあります。
もうひとつは子どもに「主導権」を与えること。人は「やらされている」と感じると主体性を失います。試合後にまず本人の評価を聞く。自分で考えて決める経験が「これは自分のスポーツだ」という当事者意識を育てます。
声かけ例「今日の練習で一番楽しかったことは何?」
「今日の自分のプレーどうだった?」
「努力の過程」を具体的に認める
そして結果ではなく「努力の過程」を具体的に認めること。「すごくよかった」という曖昧な言葉では次の行動につながりにくいです。「毎日パス練習を続けたから、正確になったね」と行動を具体的にほめてあげます。
自分の努力を認められると子どもは「頑張れば成長できる」と学びます。そしてもっとやってみようという気持ちが自分の中から出てきます。
「やる気がない」と決めつける前にまず体は元気か、楽しめているか。そこを見てあげるだけでかける言葉が変わってきます。
まとめ
この記事のまとめ- やる気を疑う前に睡眠・疲労・食事・悩みを確認する
- 疲労が原因なら勇気を持って休ませるのがいちばん効く
- 元気そうなら「楽しさ」を思い出させる関わりに変える
- 本人に評価を聞き「主導権」を渡すと当事者意識が育つ
- 結果ではなく努力の過程を具体的にほめる
体が元気に戻れば「やりたい」という気持ちは子どもの中から自然に出てきます。親が無理に引っぱり上げなくて大丈夫です。
今日はまず「今日の練習で一番楽しかったことは何?」と1つだけ聞いてみてください。答えが返ってこない日は「お疲れ様」だけで十分です。家が一番休める場所であること。それがいちばんのサポートになります。