パスは飛ぶようになったのに、狙った場所に入らない。そんな悩みはありませんか。
実はパスの精度は投げる前に「ターゲットを何回見るか」で決まります。難しい理屈は一切ありません。
でもこの1つを知っているかどうかで、パスの安定感がまったく変わります。この記事では精度が良い選手がやっている視線の使い方をお伝えします。
2026/7/22
パスは飛ぶようになったのに、狙った場所に入らない。そんな悩みはありませんか。
実はパスの精度は投げる前に「ターゲットを何回見るか」で決まります。難しい理屈は一切ありません。
でもこの1つを知っているかどうかで、パスの安定感がまったく変わります。この記事では精度が良い選手がやっている視線の使い方をお伝えします。
先日、U15のクラスでロングパスのテストをやりました。3か月間積み上げてきた成果を確認するテストです。
10m、12m、15mと距離を伸ばしながら、コーチに向かって走り込んでパスを投げていきます。合格の範囲は「首から下・股関節より上・体の側面より前」。ここに収まっていないと外れです。
結果ははっきり出ました。飛距離はほぼ全員が伸びていました。受け手のコーチが「手が痛いくらい、みんな伸びてる」と言うくらいです。
ただ飛距離が伸びたことで、次の課題が見えてきました。それが精度です。パワーは出せるようになった。でも狙った場所に正確に投げられるかというと、まだそこまでではない選手が多くいました。
飛ぶことと当てることは別の力なんです。
精度が良い選手とそうでない選手は何が違うのか。テストを見ていて分かったのは、投げる前にターゲットを見る回数でした。
精度が良い選手はまず投げる場所を先に見ます。そしてパスをキャッチする。キャッチしたあともう一度投げる場所を見てから投げています。つまり投げる前に2回ターゲットを確認している。これをダブルチェックと呼んでいます。
もらう場所だけを見てしまう。キャッチに意識が向いて投げる場所を見ないまま体が動き、投げる腕と一緒に顔まで流れてしまいます。
顔が流れると目でターゲットを追えなくなります。そうなるとあとは手の感覚だけでコントロールするしかありません。当然狙った場所には投げにくくなります。
これが飛距離は同じくらいなのに精度に差が出る理由です。腕の力ではなく投げる前にどこを見ているかの問題なんです。
やることはシンプルです。パスの前にターゲットを2回見る。これだけです。
ポイントは最後の「顔だけ向けて投げる」ところです。顔と一緒に体まで流れてしまうと、力の伝え方が崩れて、結局また手投げに戻ってしまいます。
顔は向けても体はまっすぐ。ここを意識するだけでパスが安定してきます!
次に走り込みパスをやるとき、投げる前にもう一度ターゲットを見てみてください。その1回があなたのパスを変えていきます。

三原 亮太(りょうたコーチ)
ラグビーの時間 代表
元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。
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