お子さんができなかったことをできるようになった瞬間。「やった!」と喜ぶ我が子につい「すごいね!」「えらい!」と返していませんか。
もちろんそれも大事です。でももう一言足すだけでその「できた」を次につなげられます。かける言葉は「今の、どうしてできたと思う?」だけです。
自分もスクールで保護者の方から相談を受けたときは答えを教えるのではなく質問を投げかけてくださいとお伝えしています。
この記事を読んでわかること- 成功したときにかける質問
- 失敗したときにかける質問
- 答えを教えないほうが伸びる理由
この記事では成功したときと失敗したときにかける2つの質問とそれが効く理由をお伝えします。読み終えるころにはお子さんの「たまたまできた」が「いつでもできる」に変わりはじめます。自分で答えを見つけられる子が育っていく姿を隣で見られるようになります。
「どうしてできたと思う?」と聞いてみる
成功したときぜひこう聞いてみてください。「今の、どうしてできたと思う?」
たったこれだけです。でもこれがすごく効くんです。
なぜかというとお子さん自身が「成功した理由」を自分の言葉で説明するからです。そうすると同じプレーをもう一度できる「再現性」が生まれます。
「ボールをよく見たから」「思いっきり踏み込んだから」。本人が言葉にした瞬間それが「次もできるコツ」として頭に残ります。
逆に「すごいね!」だけで終わるとせっかくできたことが「たまたまできた」で流れてしまう。本人もなぜできたのか分からないまま。これだと次に再現できないんです。
りょうたコーチ理由はなんでもいいんです。うまく説明できなくても自分の言葉で出てきたらそれで十分ですよ
できた瞬間は学びの最大のチャンス。そこで「どうしてできた?」と一言聞くだけで偶然の成功が実力に変わっていきます。
失敗したときは「次どうする?」
ちなみにこの質問は失敗したときにも応用できます。失敗したとき「なんでできないの!」と責めるのではなく「次はどうしたらいいと思う?」と聞く。
そうするとお子さんは失敗を「ダメなこと」ではなく「次に活かすこと」として捉えられるようになります。失敗が伸びしろに変わるんです。
声かけ例成功したら「どうしてできた?」
失敗したら「次どうする?」
どちらも答えを教えるのではなくお子さん自身に考えさせる質問です。親が答えを言ってしまうのは簡単です。でも自分で見つけた答えは忘れません。考える力も育ちます。
保護者の方が先に答えを持っている必要はありません。同じ目線で一緒に考えるだけで十分です。
うまくいかない日は楽しさから戻す
質問しても答えが返ってこない日もあります。うまくいかない時期は誰にでもあります。
そんなときは無理に振り返らせなくて大丈夫です。
「今日の練習で、一番楽しかったことは何?」と聞いてみてください。答えやすい質問から入るほうが口は開きます。
親子でプロの試合を見て「すごいプレーだね!」と言い合うのもいいと思います。
上手くならなければ、勝たなければ。そのプレッシャーは、子どもからスポーツ本来の楽しさを奪ってしまいます。
まとめ
この記事のまとめ- 「すごいね!」だけだと「たまたまできた」で流れてしまう
- 成功したら「どうしてできたと思う?」と聞く
- 本人が理由を言葉にすると「再現性」が生まれる
- 失敗したら責めずに「次はどうしたらいいと思う?」と聞く
- 自分で見つけた答えは忘れないし考える力も育つ
聞き方をひとつ変えるだけでお子さんは自分の成長の理由を自分で説明できるようになります。うまくいかなかった日も「次はこうする」と前を向けるようになります。
次にお子さんが「できた!」と喜んだらぜひ「どうしてできたと思う?」と聞いてみてください。今日は1回だけで十分です。
答えがうまく返ってこない日があっても大丈夫です。一緒に考えるその時間そのものがお子さんの考える力を育てていきます。