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ボールタッチの回数が選手の上達を大きく左右する!
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ボールタッチの回数が選手の上達を大きく左右する!

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いいメニューを組んで丁寧に教えている。それなのに選手が伸びない。そう感じているコーチはいませんか。教え方を変えても、練習メニューを入れ替えても手応えが変わらない。

原因はメニューの中身ではないかもしれません。見るべきは一人あたりのプレー参加回数です。

実際、2時間の練習でボールに10回しか触っていない選手がいるという話をよく聞きます。それでは上手くなりようがありません。

自分は13人の練習で余りが2人だけになる形を作り、並んで待つ時間を極限まで短くしました。

この記事を読んでわかること
  • 回数が上達を左右する理由
  • 明日の練習で回数を増やす方法
  • 回数を増やしたあとに気をつけること

この記事を読むと、回数が上達を左右する理由が分かります。明日の練習で回数を増やす具体的な方法も持ち帰れます。順番待ちが消えれば選手の集中は途切れません。同じ2時間が全員にとって濃い時間に変わります。

並んで待つ時間が上達を奪っている

ジュニア世代の練習で自分が一番大事にしているのがプレー参加回数です。

スキルは成功と失敗を繰り返しながらコツを掴んでいくもの。プレーする回数が少なければ、その分だけコツを掴むのが遅くなります。回数が少ないことは経験が少ないことと同じです。

ところが練習をよく見てみると、多くの時間が順番待ちに消えています。一列に並んで自分の番が来るのを待つ。一回プレーしたらまた最後尾に並ぶ。これだと実際に体を動かしている時間はほんのわずかです。

コーチが熱心に説明している時間も選手は立って聞いているだけです。説明が長ければ長いほどボールに触る時間は減っていきます。

グループを小さく待ち時間を短く

参加回数を増やすのは難しいことではありません。

一番効くのはグループを小さく分けることです。10人で1つのボールを回すより2〜3人のグループを複数作ったほうが一人あたりの回数は何倍にもなります

個人スキルのドリルならステーションの数を増やします。1組あたりの人数をどこまで減らせるかで考えるといいです。3〜4人まで減らせば、コーチが順番に回って一人ずつ気になった点を伝えられます。

コーチが一人で全部見ようとすると、つい大きな一つの輪で練習させがちです。でも目的が「全員を上手くする」ことなら、多少目が届きにくくても小さいグループに分けて回数を確保したほうがいい。

説明の時間も見直しどころです。事前に話す内容を準備しておけば、グラウンドでの説明は短く済みます。キーポイントを絞ってさっと伝えてすぐ動かす。

説明は短くプレーは多く。これが基本です。

人数が集まらない日もチャンスに変えられます。選手が9人しか集まらなかった日は、練習の冒頭でこう伝えて入りました。

「少ない人数だけど、逆に集中してできると思うから、いっぱい自分の番が回ってくると思うし、いっぱいプレー回数を稼いでたくさん経験していきましょう」

同じ事実でも「今日は少ないな」で始めると場の温度が下がります。メリットとして言い直すだけで練習への入り方が変わります。

疲れきる前に止めて考えさせる

ただし回数はただ増やせばいいわけではありません。回転を上げて追い込みすぎると疲労でプレーの質が落ちます。

りょうたコーチりょうたコーチ

追い込むほど良いわけではありません。疲れきる手前で一度止めるのがコツです!

そこで疲れきる前にキリよく止めて一度集合をかけます。考えること、考えさせる時間を作ってからもう一度練習に戻す。この進め方にすると運動量と思考のバランスが取れて練習の質が上がりました。

回数を増やすことと考える時間を作ること。この2つはセットで考えます。

練習全体をどんな視点で組み立てるかは、こちらで5つに整理しています。

関連記事選手が伸びる練習の作り方。設計の5つの視点「今日は何をやろうか」と練習の直前に決めていませんか。選手が伸びるかどうかを分けるのはメニューの中身ではなく設計の手順です。状態の把握からその場の修正まで、練習前の5分で通しておきたい5つの視点を、現場の言葉のまま解説します。

まとめ

この記事のまとめ
  • スキルは成功と失敗の繰り返しで身につく。回数が少なければ上達も遅い
  • 練習時間の多くが順番待ちと説明を聞く時間に消えている
  • グループを小さく分ける。スキル練習はステーションを増やして1組を3〜4人に
  • 説明は事前に準備しておき、グラウンドでは短く伝えてすぐ動かす
  • 疲れきる前にキリよく止めて、考える時間を作ってから再開する

並んで待つだけの時間が消えると、選手は自分の課題だけに向き合えるようになります。同じ2時間の練習でも、終わったときに選手に残るものがまるで変わります。

次の練習で選手を一人決めてください。その子がボールに触った回数を数えてみてください。思ったより少ないはずです。その回数を倍にする工夫が一番の近道です。

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三原 亮太(りょうたコーチ)

三原 亮太(りょうたコーチ)

ラグビーの時間 代表

元近鉄ライナーズ。小・中学生専門のプロラグビーコーチ。「モチベーションレベルを高めて、次のステージへ」を信条に、選手と保護者に伴走しています。

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